免許状Get'sによる無線局免許状検索

総務省の無線局免許状検索ですが、今年に入って個人が作ったアプリではアクセスを拒否されるようになりました。
Pythonで作ったアプリでもダメらしいです。Turbo HAMLOG/Winの免許状Get'sも403番のエラーとなります。HTTP 403ですので「閲覧禁止」です。
サードパーティー製のHTTPアクセスライブラリ(DLL)を使って簡単なアプリを作ってみましたが、やはり403番のエラーです。

なお、各ブラウザやExcel VBAならOKです。

これを回避することは難しくなかったので、私個人が使うTurbo HAMLOG/Winだけはアクセス可能にしておきました。(隠し機能)
個人的には、免許状検索はさほど使いませんけど。

私のような素人レベルでアクセスできてしまいますので、セキュリティ対策というよりも負荷軽減が目的かと思っています。

総務省のWeb-API担当にメール問い合わせしたけど返事はありません。年の初めで忙しいのか、メールに気が付かないのか、若しくは無視か・・・。

無線局免許状検索のWeb-APIについては、2018年3月頃、総務省総合通信基盤局電波部電波政策課の担当者から非公式に、「ぜひTurbo HAMLOGで使ってほしい」ということでTurbo HAMLOG/Winの免許状Get'sに組み込んだのですが、梯子を外されたみたいです。その担当者も異動しているでしょうし。

仕方ありませんので、様子見です。

https://hamlog.sakura.ne.jp/html/HID00115.html

Menkyo

【1/16追記】
その後、総務省のWeb-API担当者さんから連絡がありまして、「現在検討中。もうちょっと時間をください。」とのことでした。
意図的にアクセス拒否していたわけではなかった模様です。良かったです。

【1/17追記】
INIファイルにUserAgent情報を書き加える方式で、隠し機能として個人的に使っていましたが、INIファイルのわかりやすい位置に書き加えることに変更し、その方法を公開してベータ版をアップしました。
免許状Get'sが復活した、と無線仲間に喜んでいただけました。

2025年1月 1日 (水)

2024年のhQSLの状況

2024年は、HAMLOG E-Mail QSL(以下hQSLと略)システムにより3,288,829個の電子QSLが交換されました。
2023年に比べ、758,712個の増となっております。
当初の想定どおり、hQSLは、7MHzの国内QSOにアクティブな方々にウケたようです。(特にFT8)

SNS等を見ていると、hQSLに対してネガティブな意見も見受けられます。(特にeQSL,LoTW信奉者)
個人的な趣味でやってることなので、ほっといてください。(笑)
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以下、これまでの推移です。ブログにたまに書いてます。
クリック数=[QSL送信]ボタンがクリックされた回数
送信件数 =送信された電子QSLの数
HAMLOG_User=月末の日曜日におけるユーザー登録数
(hQSL) =月末の日曜日におけるhQSL登録数

 年 月  クリック数/送信件数   HAMLOG_User(hQSL)
2023年1月  88,603回/218,864件  15,875局(3,600局)
2023年2月  73,649回/179,340件  15,941局(3,711局)
2023年3月  86,242回/223,796件  16,011局(3,803局)
2023年4月  85,696回/215,878件  16,083局(3,900局)
2023年5月  101,081回/263,934件  16,161局(4,003局)
2023年6月  93,168回/224,234件  16,244局(4,152局)
2023年7月  82,278回/210,734件  16,304局(4,191局)
2023年8月  72,869回/174,930件  16,347局(4,310局)
2023年9月  79,096回/190,519件  16,420局(4,464局)
2023年10月  87,772回/223,402件  16,486局(4,569局)
2023年11月  87,221回/217,784件  16,556局(4,639局)
2023年12月  78,856回/186,702件  16,622局(4,686局)
2023年合計 1,016,531回/2,530,117件

 年 月  クリック数/送信件数   HAMLOG_User(hQSL)
2024年1月  104,039回/254,017件  16,704局(4,860局)
2024年2月  92,284回/222,199件  16,777局(4,972局)
2024年3月  94,497回/231,223件  16,845局(5,067局)
2024年4月  99,293回/256,925件  16,850局(5,140局)
2024年5月  111,807回/286,821件  16,829局(5,213局)
2024年6月  115,970回/292,404件  16,817局(5,337局)
2024年7月  110,232回/290,320件  16,715局(5,302局)
2024年8月  96,041回/253,432件  16,741局(5,324局)
2024年9月  99,961回/256,585件  16,827局(5,422局)
2024年10月  111,531回/290,624件  16,841局(5,432局)
2024年11月  107,813回/272,322件  16,904局(5,441局)
2024年12月  147,421回/381,957件  16,952局(5,458局)
2024年合計 1,290,889回/3,288,829件

※HAMLOG_Userは、4年放置すると機械的に登録抹消です。
 hQSLユーザーは半年送信しないと機械的に登録抹消ですが、すぐに再登録可能。
 毎週10~40局が登録抹消となっています。

【追記】
定年退職後に設けたHAMLOG関連の機能の中では特にウケたものと思います。
他にはJT-Get's、QSL印刷抑制機能
とかでしょうか。
ウケなかったのは、QRコード印刷機能でした。ちょっと失敗か。。。(笑)

2024年11月 5日 (火)

長いコールサイン対応

【6文字を超えるコールサイン対応に係る考察】

HAMLOGユーザーリストは6文字までのコールサインにしか対応していません。
これはメモリーが少ない(ハードウエア的に貧乏な)時代の名残であります。

6文字を超えるコールサインは記念局しか無いようですが、現状ではユーザーリストに登録することができません。
現状、6文字以下の記念局は、20局の登録があります。

要望が多いので、上位互換を考慮しつつ、なんとかできないものか寝ずに考えてみました。
(ウソです。晩酌しながらの思いつきです。hi)

(案)
記念局(8J,8M,8Nから始まるコールサイン)に限り、Name欄に半角大文字でフルコールサインを入れてもらう。
【例】
Call欄:8J1KUK  ※6文字目までの部分
Name欄:8J1KUKI15Y  ※最大12文字のコールサインまで
Code欄:1332
QTH 欄:埼玉県久喜市
備考欄:久喜市合併〇〇周年記念局

・HAMLOGでコールサイン入力時、「8J1KUKI15Y」と入れると、
・HAMLOGは、記念局に限りユーザーリストのCall欄とName欄を検索する。
 記念局以外は、従来どおりCall欄のみの検索。したがって、
Call欄:8J1K   ・・・の場合であっても
Name欄:8J1K   ・・・と登録していただく。

この方法なら、旧バージョンのHAMLOGでも、MS-DOS版のHAMLOGでも新ユーザーリストが使えるはずです。
とりあえず、手元の改修版では7文字の記念局で動作しました。
続いて、HAMLOG E-Mail QSL(hQSL)のほうも対応してみたいと思います。

2024年10月 5日 (土)

QSL定義ファイルによるADIF出力

HAMLOGのQSLカード印刷では、定義ファイルを使ってADIF出力ができます。
これは、5年前のJARL電子QSL案ではADIFをアップする仕様だったので、ADIFをカスタマイズできるようVer5.28(2019/01/26)から用意しておいた機能です。
当時のJARL電子QSL案では、照合無しで単にQSOデータをアップロードすれば相手に電子QSLが届く仕様でした。(私は照合無しには反対しましたけど)
結局、2020年の理事会で同案はボツになったので、個人的にhQSLを始めたわけです。Hi
今般、JARL非会員などをQSL印刷から除外する機能を設けたわけですが、ADIF出力にも除外機能を設けようと改造してみました。
これは「HAMLOGを使っているけどQSL印刷はMMQSL」という局を想定しています。
文字列に全角文字や半角カタカナが存在するかの判定機能も加えました。
複合条件検索と違って、ある程度ADIFをカスタマイズすることができますので、HAMLOGお使いの方は遊んでやってください。
その後の進捗状況(ベータ版)Hamlogw.zip 2024/10/05

2024年9月17日 (火)

スマート アプリ コントロール

Windows11のスマートアプリコントロールについてです。実に大きなお世話な機能です。
今年6月頃に購入したノートPCのアプリ起動が、常々ちょっと遅いなと感じていました。
移動運用先でHAMLOGや WSJT-X が起動しないことが度々あります。
支部大会で起動しないのは焦りました。(講演直前に気づいて良かった。)
テザリングでネットに接続しておけば、HAMLOGや WSJT-X が起動します。
ついに昨日は、ネットに接続しているのにこんなのが表示されてHAMLOGがまったく起動しなくなりました。焦りました。
Smart004325404

このスマートアプリコントロールを無効にしたら、起動するようになりました。
しかも、アプリ起動が快適になりました。
このスマートアプリコントロールというものがアプリ起動時、データセンターにアプリ照会していたのでしょうね。
ちなみに、デスクトップPCは最初から無効だったみたいで、気が付きませんでした。
どうやら、Windows11をクリーンインストールしたPCが有効になっているようです。
スマート アプリ コントロールとは

2024年9月11日 (水)

久喜市総合防災訓練に参加

JF1ZUG久喜市アマチュア無線災害時協力会は、9月7日(土)、久喜市総合防災訓練に参加しました。
これは市からの正式な要請によるものです。
内容としてはブース展示で、主に
・災害時にアマチュア無線が役立ったことの報道資料(動画及び新聞の写し)
・無線機の展示 IC-7300 IC-9700 その他ハンディ機数台
・非常通信訓練の実演 430MHz帯 FM

通信訓練は、JS1YDX道の駅かぞわたらせアマチュア無線クラブとの交信で、想定としては久喜市の避難所では電話回線が不通、内水氾濫により移動不可、「道の駅かぞわたらせ」は電話回線が活きているので、関係機関に支援物資搬入の伝言を依頼する、という内容です。
道の駅かぞわたらせアマチュア無線クラブ(通信訓練にご協力有難うございました。)
結城市アマチュア無線クラブ(お越しいただき有難うございました。)
・JH3DMQ水谷さん、JR3QHQ田中さん(災害通信の動画提供有難うございました。)

メンバー集合写真(中央は久喜市長) 無線オペレートは私JG1MOU。
A3901920240907_090341 20240907_104401 20240907_104200 20240907_091737 20240907_103724 20240907_104122  20240907_082626 20240907_080216


 

2024年8月18日 (日)

HAMLOG と hQSL バージョンアップ

久々にバージョンアップしました。
リタイア後の道楽としてやってますが、 加齢により眼と頭がついていきません。

Turbo HAMLOG/Win Ver5.43 2024/08/16 15:40

HAMLOG E-Mail QSL(略してhQSL) Ver5.06 2024/08/19 13:30

ハムフェア会場では、C-105 にいますので、お立ち寄りください。

 

2024年8月14日 (水)

E-Mailで交信照合って?

FaceBookを見てたら、アマチュア無線のグループでhQSLについて書いている人がいました。
DX'erで著名な方のようですが、HAMLOGを使ってないのでhQSLも使っていないそうです。
そりゃそうだ。DX専門ならLogger32とかですよね。
ネットワークについてもかなり詳しいそうで、ネットワークセキュリティなんとかの役員だったとか。JARLも入っていないようです。

hQSLについての要旨は、
・Emailを使って交信照合を送りあうようなシステムは、ネットワークセキュリティ的に恐ろしい。
・Emailで交信照合をやり取りをする、というのが世界的にも誰もやっていないようにセキュリティ的に怖い・・・
まず、「Emailで交信照合をやり取りって、私のような凡人には意味が理解できません。

電子メールのプロトコルを使い、特別なポートを使って交信照合するのかと想像しました。
そんな難しいことはやってません。
・添付ファイルを送るだけ、単なるメールソフトです。
・ネットを切断しても交信照合はできます。
・でも、確かにJPEGファイルに何か仕組まれたら怖いですね。
とコメントしました。

結論として「Emailで交信照合」とは、やはり添付ファイルのことだそうで、
・添付ファイル を不特定多数から送りつけられるのは気持ち悪い。
・ただ、それを楽しんでいる人には特に何の感想も無い。 ということでした。

うむ。 大きなお世話です。
わかっている内容ではありますが、
見ず知らずの他人の道楽を公然と否定するとは、関わりたくない人だな。。。関わることもあり得ませんが。

ちなみに「セキュリティで世界的にも誰もやっていない」というEmailで電子QSLを送るシステムですが、QSL Createrというのがありましたね。海外に。
CQ誌2022年10月号~12月号に掲載されています。
ZLの局が作成したQSL Createrというソフトで、電子メールを使って電子QSLを送信するようです。
https://ham-design.com/eqsl/

ということで、おっしゃることが理解できたので、Q&Aに書き加えました。
https://hamlog.sakura.ne.jp/mou/qsl/qanda.html#Ques29

2024年7月28日 (日)

HAMLOGユーザリスト微減について

HAMLOGユーザリストは増加を続けていましたが、2024/04/28をピークに減少に転じました。
2018/12/30  12,803局
2019/12/29  13,040局
2020/12/27  13,819局
2021/12/26  14,830局
2022/12/25  15,742局
2023/12/31  16,622局

2024/04/28  16,850局 ←ピーク
2024/05/26  16,829局
2024/06/30  16,817局
2024/07/21  16,742局
2024/07/28  16,715局

HAMLOGユーザリストは、4年間ダウンロードせずに放置していると、機械的に登録抹消となります。
これまでは毎週約30局の追加登録と約20局の登録抹消で微増を続けていました。
現在は毎週約30局の追加登録と40局以上の登録抹消があり減少している状況です。

HAMLOGユーザリストを使わない人が増えたのは4年前から、ということになります。
4年前といえば、コロナ禍の最中です。
2年前の報道では、巣ごもり需要でアマチュア無線の人気が回復し、JARL会員数が増加したということです。
まだ減少に転じて3ヶ月なので何とも言えませんが、この減少傾向はHAMLOGに限ってのことなのか、アマチュア無線界の状況そのものなのか。
後者のような気がしますけど。

2024/07/30追記
総務省データベースではアマチュア局減少で、JARLの資料でも会員減少とのこと。
そういう流れなんですね。

2024年6月22日 (土)

hQSLシステムの状況

「hQSLシステムによるQSL取扱い件数」と「ビューローへのQSL到着枚数」を比較してみました。

https://www.jarl.org/Japanese/5_Nyukai/qsl_info1.html ←引用元

Qslbureu

電子QSLを送った後に紙QSLカードも発行している方もいますので、一概には言えませんが、紙QSLカードの3分の1を占めるに至った感じです。

hQSLは、JARLによる電子QSLが、良いものが出来上がるまでのつなぎと考えています。
ご活用ください。
HAMLOG E-Mail QSL(hQSL)の開発に至った経緯

 

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